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お金が溜まったら 

お金が溜まったら定食屋を開こう…。
店の名前は「ウマすぎてGOMEN」…。

お金が溜まったら飴を発売しよう…。
商品名は「ナメてもいいよ」…。

お金が溜まったらお笑いコンビを組もう…。
コンビ名は「笑時間(ショータイム)」…。

お金が溜まったらAVメーカーを設立しよう…。
レーベル名は「Hなコロンブス」…。

お金が溜まったら改名しよう…。
名前は“純粋な鬼”と書いて「純鬼(じゅんき)」…。

お金が溜まったらホテルを建てよう…。
ホテルの名前は「キチガイの溜まり場」…。

お金が溜まったらグルメ雑誌を発行しよう…。
雑誌の名前は「めし どこか たのむ」…。

お金が溜まったら女性向けの和食ダイニングを開こう…。
店の名前は「美美庵(びびあん)」…。

お金が溜まったら相撲取りになろう…。
四股名は「野菜」…。

お金が溜まったら落語家になろう…。
名前は「ドリンクバー亭インテリア」…。

お金が溜まったら新たなポン酢を開発しよう…。
商品名は「がんばれニッポン酢」…。

お金が溜まったらよく貧血になっていた自分の幼少期を映画化しよう…。
タイトルは「立てない天使」…。

お金が溜まったらラーメン屋を始めよう…。
店の名前は「すすれすすれ」…。

お金が溜まったらWindowsやMacに肩を並べるパソコンを開発しよう…。
OSの名前は「ものしり白書」…。

お金が溜まったら生け花教室を開こう…。
教室名は「心を枯らすな」…。

お金が溜まったらアダルトサイトを開こう…。
サイト名は「ムホッ!ニャハハ」…。

お金が溜まったらヒマワリ畑のど真ん中にCDショップを建設しよう…。
店の名前は「孤独が癒される気がして」…。

お金が溜まったらメイプルストーリーを始めよう…。
プレイヤー名は「99%良い人です☆」…。

お金が溜まったらブログを始めよう…。
タイトルは「365歩の地球一周」…。
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[ 2020/05/02 02:55 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

あいつ、包丁持ってるぞ! 

新幹線でキムチを食べながら、スマホで「坂上どうぶつ王国」を観ていたら
兵隊のヘルメットを被った3匹のチンパンジーがウォータースライダーを滑ってくる映像が流れてきた。

チンパンジーが滑り終わる前に、画面がぶつりと真っ暗になった。

そして3秒間の沈黙が流れたあと、
白くフェードアウトする形で、ゆっくりスタジオの坂上忍に画面が戻っていった。
画面の右上には「なすすべなく流されるチンパン兵…あの坂上の目に涙が…」というテロップが出ている。

シーンとしたスタジオ。
悔しそうな表情で、
何かを言いたそうに唇を噛みしめる坂上忍。
異様な空気だった。

坂上は目に涙を浮かべながら
絞りだすようにこう言った。

「今の映像さ……最後まで流れなかったでしょ…。
 ウォータースライダーの映像なのにさ…
 バシャーンってプールに飛び込むところまで流されなかったの…。
 その直前で映像がカットされてるわけじゃん…。
 もうさ…何が起っちゃったのかわかるじゃん…。
 悔しいというか、悲しいというか…
 この世界ってすごい残酷なんだなって…」

どうやら先ほどの映像は
3匹のチンパンジーがウォータースライダーを滑り、
プールに飛び込んだ瞬間にショック死したときのVTRだったらしい。
だから途中で映像がカットされたようだ。
高所から落ちた人間の映像も、落ちた瞬間は放送できるか、
地面に叩きつけられる瞬間は放送できないだろう。

坂上忍は続けた。
「あのチンパンジー、兵隊のヘルメットを被ってたでしょ。
 あれは自分たちで被ったんだって。
 人間が被せたわけじゃないらしいのよ。
 でもさ、あの子たちの近くにヘルメットを置いたのは間違いなく人間じゃん。
 そうなったらチンパンジーからしたら、もう被るしかないよ。
 そういう意味では、人間がヘルメット被らせたことと大差ねえじゃん!」

坂上は震えながら声を荒げた。
ほかの出演者たちは何も口を出すことができず、
ただただ張り詰めた空気が流れていた。

するとそこにオードリー春日が現れた。

「いやいやいや、どーもね。春日ですよ」

坂上やほかの出演者たちは突然の乱入者にビックリした様子で、
声も出せずただ見つめるだけだ。

「すごい空気でございやすな。ま、これだっけやっちゃいましょうか。
 …トゥース!」

その瞬間、春日の指先が大きな爆発音と共に破裂し、
火薬と火花がスタジオ中に飛び散った。
スタジオの一同は悲鳴を上げながらパニックに陥り、
四方八方へと走り出した。

右上のテロップは
「爆発音にスタジオ騒然! 坂上どうぶつ王国史上最大のハプニング発生!」
に変わっていた。

坂上は
「これが人間と動物の楽園かよ!
 これが俺の夢見た坂上どうぶつ王国なのかよ!」
と叫びながら、服を脱ぎだし全裸となった。

そして血相変えた表情でテレビカメラを見つめ
視聴者に向かって
「ヘイ! パス!」
と言った。

その瞬間、画面が切り替わり
アンパンマンのオープニングが流れ始めた!!
フジテレビで日テレのアニメが流れている!!
画面の上には
「日テレさんごめんなさい(笑)」
と表示されている!

これ以上、観ていると頭がおかしくなると判断した俺は
イヤホンを外し、スマホから目を外した。

すると俺の乗っている新幹線の座席の横に
おっさんが立っていた。
そのおっさんは俺に向かって
「新幹線でキムチ食べるのやめれ」
と言ってきた。

俺は
「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで・・・」と言ったが、すぐに
「孤独のグルメのパクリじゃん」とツッコまれた!

その瞬間乗っていた新幹線がゆっくりと地面を離れ宙を舞った!
そして車内アナウンスが「次は、お前が初めて他人のキスを目撃したジャスコの駐車場…お前が初めて他人のキスを目撃したジャスコの駐車場…」と目的地を宣言し、大空を舞った。
後ろのほうの乗客の誰かが「『TIZ』に出てくる芋虫型の列車みたいだ!」と言った。
俺は「TIZ」をプレイしたことがあったので、すぐにピンと来て、ちゃんと笑えた…。
[ 2020/04/03 01:24 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

青木龍一郎「R-1ぐらんぷり」挑戦記 

皆さん初めまして。小倉流星(おぐらりゅうせい)と申します。普段は栃木県の「コンセーレ」という貸しホールでトイレ清掃のアルバイトをしています。今回、青木龍一郎さんから「『R-1ぐらんぷり』に出るので、その様子をレポートして、関東チェーンソーチェーンソーズに載せてほしい」との依頼があったので、私がブログ執筆を担当しました。拙い部分もあると思いますがご容赦ください…。

青木さんが言うには「とても面白いネタができた。かなり計算して作っていて、自信がある」とのことでした。お笑いが好きな方なので、いろいろなネタを分析して、抜群に点数が付きやすく観客ウケも狙えるネタを作り上げたらしいです。私もかなり期待していたので、予選前日に電話で「当日は友達も連れて行っていいですか? 知り合いが多いほうが会場がホームになりやすいと思います」と聞きました。すると青木さんは「絶対にないと思うけど、万が一スベったら恥ずかしいから1人で大丈夫(笑)。初見のお客さんにもウケやすいネタだと思うからそんなに知り合いを増やすとかしなくていいと思う」と言ったので1人で行くことにしました。緊張も特にしてなさそうで余裕を感じさせる声の雰囲気でした。

「R-1ぐらんぷり」1回戦当日。青木龍一郎の出番はCブロックでした。AブロックとBブロックにはテレビに頻繁に出ている芸人も多く、ガンガン笑いをとっていました。会場はかなり温まってる感じだったと思います。開演から1時間を過ぎて、いよいよ青木さんの出番が近付いてきました。なんだか私もかなり緊張していました。

そしてついにそのときはやってきました…。

出囃子と共にステージ上に表れた青木さんは、
「DEATH NOTE」のLのようにボサボサの髪の毛で…
「DEATH NOTE」のLのように裸足で…
「DEATH NOTE」のLのように伸び気味の服を着ていて…
要は「DEATH NOTE」のL。

これは一番面白くない格好?

青木さんは狂気を演出したかのような目つきで観客を睨みつけると、
ユラユラと歩いて真ん中からやや剃れた位置につきました。
そして、こう言い放ちました。

「僕が自殺をする100の理由…」

僕は驚きました。
お笑いのネタで一言目に「自殺」という言葉が入ってくることなんて絶対にないから。
お構いなしに青木さんは続けます。

「コンビニおでんの『味染みだいこん』に味が染みてなかったから…」

…?
唐突に「味染みだいこん」とか言ってますが、よくわかりません。
観客の笑い声は今のところゼロです。
青木さんは続けます。


「僕が自殺をする100の理由…フーセンガムを膨らませるのに100回連続で失敗したから…」


あっ、一言ネタを羅列する感じのシステム系のネタなんだと理解できました。
「くだらないことですぐ自殺しようとする男」のネタなんだと。
それと同時に僕をとんでもない不安が襲ってきました。
「これはつまらないネタなのではないか?」と。
このクオリティの一言ネタをあと2分間続けるだけだったらどうしよう…。
悲惨なことになるぞ…。背筋がゾワゾワするのがわかりました。
そもそも「僕が自殺をする100の理由」と言ったあとで、「100回連続で失敗」とか言ってるのも「100」という数字が被っててなんかややこしいなあとモヤモヤしました。
「3回連続」とかでいいのでは。
「100回連続」までいっちゃうと、ありえなさ過ぎて冷めてしまう気がします。
でも、そんな考案も杞憂に過ぎないかもしれません。
そもそも「フーセンガムを膨らませるのに失敗する」の部分がまったく面白くないのだから。
数字をいくら調整しても無理なんです。
詰んでるんです。


その後、青木さんはさらに続けました。

「僕が自殺をする100の理由…『どこからでも切れます』が切れなかったから…」
「僕が自殺をする100の理由…ビデオ借りてきた映画が翌日テレビでやっていたから…」
「僕が自殺をする100の理由…激辛ラーメンが辛すぎて食べられなかったから…」
「僕が自殺をする100の理由…彼女の鼻毛が出てたから…」
「僕が自殺をする100の理由…電車のドアに2日連続で挟まれたから…」

悲しいことに不安は的中してしまいました。
それと同時に友達を連れてこなくてよかったという安心が襲ってきて、
後半は逆にずっと安心してました。
青木さんの声はどんどん小さくなっていきました。
まだ観客の笑いはゼロです。

青木さんはモジモジした表情で3秒くらい沈黙すると、
「今日はお客さんが少し笑ってくれたので、
あと少しだけ生きてみようと思います…。」
と言って、足早に舞台を去っていきました。

僕は悪い意味で鳥肌が止まりませんでした。
最後の「あと少しだけ生きてみようと思います」は恐らくお気に入りの決めゼリフなのでしょう。
しかし、観客が一切笑っていないのに「今日はお客さんが少し笑ってくれたので」と言っているあたり、機転が利かな過ぎて引いてしまいました。
演者としての能力が低いので、用意してきたセリフを読み上げるので精一杯なんです。
「少し笑ってくれる」という見立てを立てていたのも生々しくて気持ち悪いと思いました。
このネタで爆笑を取れると思い込んでるほうが、まだ「バカだなあ」で笑い飛ばせて救いようがあったと思います。
裏笑いを狙いにいったら、表裏の概念がなくなるくらいズルズルにスベったという感じでしょうか。

これはあまり考えたくもないことなのですが、
格好とかネタのフォーマットを考えると、
青木さんはちょっとモテようとしていたのでは…?
真相は闇の中です。

青木さんのあとに登場したのはゴー☆ジャスさん。
めちゃめちゃウケを取っていて、青木さんが凍り付かせた空気を一瞬で戻していました。
芸人さんってやっぱりすごい!

Cブロックが終わったところで、僕は席を立ち、舞台裏の青木さんに会いに行きました。
しかし青木さんはいませんでした。
急いで会場を出て、ふと左を向くと、かなり遠い距離のところに
駅に向かって歩いている青木さんの背中が小さく見えました。

僕は「お疲れ様でした」とだけLINEをしました。
それ以上、なんと声をかけていいかわからなかったから。

青木さんから返信がきたのは2日後でした。
「コロナやばくない? マジで宇都宮に避難しようかな」

R-1なんて最初から出ていないかのような内容でした。

あれは幻だったのでしょうか?
あの凄惨な光景は夢だったのでしょうか?


いや、きっと現実です。
2ちゃんねるの「R-1ぐらんぷり」の1回戦レポのCブロックの欄にこう書いてあったから。



●青木龍一郎(アマチュア)
劣化版・我人祥太
[ 2020/02/26 23:07 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

血を吐いて死んだ市議会議員候補「まどか光洋」 

部屋のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、ガリガリにやせ細った男が
「ちょ待てよ(キムタク風に)」と書かれたプラカードを首からぶら下げて立っていた。

動揺したら舐められる。
瞬時にそう思った俺は、落ち着き払った表情でこう言い放った。


「こんにちは。」


口を大きく動かし、ゆっくりとハッキリと発音するとなんだか気持ちがいい。
挨拶とはそういうものだ。

するとガリガリの男は少し微笑んでこう返した。

「はい、こんにちは」


そこから1分ほどの沈黙が流れた。
俺たちは無言で見つめ合っていた。

そのとき、「まどか光洋」と書かれた選挙カーがやってきた。
そして俺たちの目の前に止まった。
ゆっくりとウィンドウが開くと、
40代後半くらいの男が俺たちを真剣な表情で見つめていた。

こいつが「まどか光洋(こうよう)」だ。
光洋は、まるで怪談話をするかのような低いトーンでじっとりとこう言った。
「俺は確信している。
マニフェストなんて何ひとつ無いのに、この選挙に勝つことを。
この街の住人たちが俺を求めている。そこに意味は無い」

その瞬間、後ろから錯乱したチンパンジーが運転した大型トラックが
猛スピードで走ってきて、選挙カーに追突した。

光洋は死んだ。
血を吐いて痙攣しながら死んだ。
追突の衝撃でちぎれた右脚が宙を舞い、
“布おむつ専門”の駐車場まで飛んでいき、
「ハンドメイドの楽ちん布オムツ」と書かれた旗の上に突き刺さった。
まどか光洋の血まみれの右脚が
「ハンドメイドの楽ちん布オムツ」と書かれた旗の上に突き刺さった。

この街の住人たちは、まどか光洋を求めていなかった。
そして少しだけ右目が歪んでいた。

まどか光洋は生前、一度だけ悪いことをした。
原宿駅前で爆笑しながら大声で話していたベトナム人観光客をウザく感じ、
その中の1人である7歳の少年の腹を
「笑いすぎっしょ!」
と言いいながら思いきり殴りつけたのだ。
少年は「ぐっが」と声を出しながらアスファルトに倒れ込んだ。
(「Good Girl」と言ったのではないかという説もあるが
 腹を殴られて咄嗟に「Good Girl」と言うのは意味がわからなさすぎるため、
 その可能性はかなり低いとされている)

少年は、何が起きたのかわからないような表情で、肩を揺らしながら激しく呼吸した。
光洋はそんな少年を見下ろしながら
「カッコいい歳の取り方ってこういうことだから!」と言い放ち
COMPLEX「BE MY BABY」のイントロを口ずさみながら駅の構内へと消えていった。

ビーマイベイビ…
ビーマイベイビ…
ビーマイベイビ…

まどか光洋のこの行為は、彼の選挙事務所で定番の面白エピソードになった。
「うるさい外国人観光客をワンパンで黙らせた光洋」
というキャッチフレーズで選挙に出るのはどうかという話になったが、
最終的に「日本最狂の“クリぼっち”おじさん」というキャッチフレーズになった。



そんな、まどか光洋はもういない。
まどか光洋は街が生んだ幻想だった。
まどか光洋は間違うんだ。幻想だった。




その日の夜、俺は日本一人気だという生け花教室「心を枯らすな」に電話をした。


俺「おたくに通えば、最高の花を生けられるそうだが」

心を枯らすな代表「そりゃそうだろ……。半端な自信でこんな仰々しい名前をつける奴がどこにいるか逆に教えてほしいんだが」

俺「その口の利き方も自信がゆえ、ということか?」

心を枯らすな代表「そこまでわかってるのならわざわざ聞くことではないだろ」

俺「俺も通っていいのか?」

心を枯らすな代表「結局お前をずっと待ってたんだろうな」



俺は生け花教室「心を枯らすな」の生徒となった。
その次の日から、東京につるっぱげのキャバ嬢が大量発生したという情報が入った。







ある日のデパートでこんな迷子アナウンスが放送された。
「野村ブンキョウ様、テイ・シュウホウ様……シガちゃんがお待ちです……」
[ 2019/05/04 03:04 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

へっちゃらだもん 

「はじける☆電球ソーダポーチ」「香るスイーツメモセット」といった、
かわいらしい文房具が付属するという「ちゃお」2018年11月号を買いに
玄関を急いで飛び出したが、雨が降っていた。

出鼻をくじかれた面持ちで家に戻ると、5人ほどの全裸老人たちが
リビングでテレビを観ながら鍋を囲んでいた。
画面には映されているのは、若い頃のZEEBRAとタモリ。
2000年頃に放送された「笑っていいとも!」を録画したものらしい。

愛川欽也に似た白髪の老人が、しわしわのちんこを掻きむしりながら
「タモさんのグラサン、今と違くね?」と言ったが、ほかの4人は何も答えない。
全員に無視されたニセ欽也は、なんとも言えない表情で鍋からネギを拾って口に運んだが、
その瞬間にゲホゲホとむせてネギを吐き出してしまった。
ほかの4人は一斉にニセ欽也のほうに目をやったが、その瞬間にZEEBRAが即興ラップを開始。
彼らの目線は再びテレビへと釘付けになった。

すると今度は突然、リビングに和田アキ子が歌う「ポンキッキーズ」挿入歌「さあ冒険だ」が流れ出した。
高音がほとんど出ておらず、やけにモコモコとした音質だ。
それに合わせるように鍋がゴポゴポと煮えだし、男の声で「鍋から今話題の“アレ”が登場します!」とナレーションがかかる。
俺と老人たちが鍋に注目すると、フワフワの毛が生えたぬいぐるみのようなものがゆっくりとせり上がってきた。
全員が凝視する中現れたのは……豆乳鍋のスープでベトベトになったチワワの死体だった。

小林亜星に似た老人が一瞬ビックリしたような顔になり、
「わーん!」と女子小学生のような声で泣き始めた。
俺はニセ亜星にそっと近付き、出来損ないの湯葉のようなヨボヨボのチンコを右手でしごく。
俺の上下運動はゆっくりだが、確実にカリ裏を刺激する。


風俗嬢じゃないのに、顔を見ればツボがわかる。


「わーん!」という泣き声は、徐々に声ではなく、吐息へと変わっていく。


ニセ欽也たちが息を飲む。

俺はチワワの死体に顔を近付け、鍋のスープが沁み込んだ腹の毛をはむっと口に含んだ。
そして毛からチュウとスープを吸い出し、それをニセ亜星の亀頭にダラリと垂らし、
静かに、だが一語一語確実にこう言った。

「きもちいいことが大好きだし、考えるだけで甘じょっぱい気持ちになるんだよ」

その瞬間、ニセ亜星は「俺のエンジェルみいつけた!」と言いながら射精した。
そのザーメンの量はあまりにも少なかった。
ニセ欽也が「これもうカエルとかセミの射精と同じ量なんじゃね?」と言った。

彼の心ない言葉に、ニセ亜星は傷ついた様子だった。

しかしニセ欽也はさらにと追い打ちをかける。
「色も薄すぎだろ、これ。ここ見てみ? 豆乳スープとザーメンが混ざってんだけど、豆乳スープのほうが濃くてザーメンっぽいよ。ザーメンの部分だけスポイトで水垂らしたみたいになってるよ」

するとテレビの中のZEEBRAが
「実は俺……ラッパーやめようと思ってるんす」
と言い出した。

俺たちは「えっ」と言いながら一斉にテレビを見た。

タモリ「何になんの」

ZEEBRA「パラパラの振り付けとか考える人」

タモリ「えっ?」

ZEEBRA「えっ?」

タモリ「お前はユーロビートを舐めている」

ZEEBRA「えっ?」

タモリ「えっ?」

ZEEBRA「パラパラとは?」

タモリ「ユーロビートで一晩中踊りまくれ」

ZEEBRA「この人怖いんですけど(笑)。なんかやだ(笑)」

タモリ「俺はタモリ。間違えた。タモリの子分」

ZEEBRA「タモリじゃないのかよ。子分似てるね」

タモリ「そそ」

ZEEBRA「今日飲みいこw」

タモリ「急すぎじゃねw」

ZEEBRA「この地獄みたいなトーク番組、いつ終わるの?」

タモリ「いいともはトーク番組じゃないから」

ZEEBRA「今日が最終回でよくね?」

タモリ「なんで」

ZEEBRA「俺が『パラパラの振り付けしてる人になりたい』つって、最後『長い間ありがとうございました。来週から新番組・バイキングが始まります』みたいな」

タモリ「バイキングって何よ」

ZEEBRA「今、適当に考えた(←十数年後、本当に『バイキング』が始まるとは知らず…)」








数年後



「きゃ~!痴漢!」

女に叫ばれた俺はダッシュで逃げる。
逃げてる途中に、見えたのは……

俺の好きな女の子が
AVの企画でナンパされてワゴンに乗っていく瞬間だった…。



俺は日本国民全員の人生が同時にバグってるだけなんだと
思い込みロングビーチへと走っていく。


なぜこうなった?

鍋を囲んでいた老人たちのことが頭によぎる。

だけど、そのことを深く思い出してはいけない気がして、

「笑いの金メダル」の東京ダイナマイト初登場回のことを思い出して
少しニヤけながら、走り続けるのだよ…?




数年前に「SIMI LAB最高だよ」と俺に教えてくれた女が先日自殺した。
当時、俺はSIMI LABをすでに知っていたが、
その女とエッチなことなどをしたかったので
「オススメのMV教えて」と言った。

[ 2018/10/05 20:03 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)