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生まれ変わったら視力が0.01回復してました… 

青木「ごめんくだせえ…」

つけ麺屋の店主「いらっしゃいませ」

青木「とぅけめん…プリーズ」

つけ麺屋の店主「熱盛にしますか? 冷盛にしますか?」

青木「“えぃとぅもり”で」

つけ麺屋の店主「えっ」

青木「“えぃとぅもり”」

つけ麺屋の店主「ええつもり?」

青木「(机から立ち上がり)……えぃつぅもぅりぃぃぃぃいいいいい!!」

つけ麺屋の店主「あっ、こいつダメだわ。けっこう早めに撃ち殺せ!」

BANG!
BANG!
BANG!

店に3発の銃声が鳴り響いた。
その直後、微かに美しい琴の音色も鳴り響き、
お正月ムードが漂った。




どうしようかな。
カレー屋に行って
「俺はただカレーを食いにきただけだ!」と怒鳴りながら、
金を払わずに店を出ようかな…。

その姿勢に強く共鳴したのが堂本光一で、
そのことを曲にした「俺たちには唇が無い」をリリースしたが、
売上0枚でフィニッシュ。
これを機にジャニーズ事務所は名前を「株式会社お鼻が長いのね」に改名するまでに追い込まれ、
堂本光一は「マキタスポーツさんとMステ出たかった。あとシャンプーって…いる?笑」と言い残し、歌手を引退するのだった。




ビデオテープが送られてきて、外側にこう書かれていた
「平成のテレビ放送中、唯一マジで視聴率が0%だった瞬間の貴重VTR」

テレビ放送では視聴率1%を切ることはあるが、
日本中で1人も見ていない真の0%になることはあり得ない。
日本国民の1人たりともそのチャンネルを見ていない瞬間が訪れるなんて天文学的な確率の奇跡だ。
しかし、30年間で一瞬だけその瞬間があったらしい。

俺はその場面を確かめるべく、ビデオテープを流した。



……
………


子供たち「勝俣さ~ん!」
勝俣州和「…?」


ここでVTRが終わった。
公園でたくさんの子供たちが勝俣州和を呼び、
なんだろうと不思議に思う勝俣の顔が映って終わり。
その時間、わずか3秒。
この3秒間だけは、日本で見ていた人が1人もいなかったらしい。
なんの番組の、どういうシーンかわからなかった。



絶え間なく降り注ぐ電波の雨。



中学2年生の夜、25時頃の深夜番組を観ていたときに
家に雷が落ちて停電になったことがある。
部屋が一瞬で真っ暗になり、その瞬間、鮮明な雨の音が耳に飛び込んできた。
唖然としていると、電気は復旧していないはずなのに
テレビだけがプツンと映り、
タモリ、ビートたけし、明石家さんま、間中敏雄(日光猿軍団団長)の4人が横並びで
こちらを向いていた。
画面の右上には「今世紀最初で最後!? お笑いBIG4が集結!」と書かれている。

そしてタモリが語りかけてきた。
「龍一郎、テレビは好きか?」

ビートたけしも続いた。
「お前は本当にテレビが好きなのか?」

明石家さんまは角度を変えてこう述べた。
「テレビは何? テレビに何ができる?」

最後に間中敏雄が何かをしゃべるのか注目したが、
10秒沈黙したあと、やや高めのかすれた声で「猿」とだけ言って終わった。

やがて部屋の電気が付き、テレビ番組も通常放送へと戻った。

あれから16年が経ったが、未だに答えは出ていない。
俺はテレビが好きなのか。
それとも、テレビを観れているあの感じが好きなだけなのか。


あれ?
僕の折りたたみナイフにキスをしてくれたあの子が
グラビアDVDをリリースしている。
白い水着でカツ丼を食べながらラジコンヘリを操作している……。

ヤバい!
この世界が僕を困らせるためだけに変形してる!

なんの面識もないAV女優が、僕に「ブロックしますね」とだけリプを送ってきた!
そして次の日、彼女は覚醒剤使用の疑いで逮捕された!
急いで彼女のTwitterアカウントに向かうと、
僕のことをブロックしていなかったし、誕生日の風船がたくさん舞っていた!
その中の1つが画面から飛び出して僕の部屋の天井付近をふわふわと舞いだした。

「これは一体?」

キッズダンサーの教室に乱入して「俺の言うことを聞け」とだけ言ったら、
爆発したような悲鳴が教室を埋め尽くし、すぐに通報された。
俺は警察の取り調べに対して「黙秘します」と言ったが、その瞬間大きなオナラをブーーーーッ!と出してしまい、
刑事から「これはさすがに黙秘とは言えないよ(汗)」と呆れられてしまった!

刑務所で俺は「おなら黙秘くん」というあだ名がついたが、
2日目から誰にも呼ばれなくなった。
檻の中で「V6は『手話』というタイトルのラストシングルをリリースしてから解散してほしかった……」と呟いていたら、看守に「うるさい!出ていけ!」と言われた。
俺は「えっ、出ていいんですか?」と言って、檻の窓を開けたら普通に出れて、
刑務所の出口に向かっても誰にも止められず、まるで買い物を終えたデパートの客かのように、堂々と外に出れた。

脱獄成功!



腹がペコペコだった俺は刑務所前のつけ麺屋に入った。

青木「ごめんくだせえ…」

つけ麺屋の店主「いらっしゃいませ」

青木「とぅけめん…プリーズ」

つけ麺屋の店主「熱盛にしますか? 冷盛にしますか?」

青木「“えぃとぅもり”で」

つけ麺屋の店主「熱盛ですね。少々お待ちください」

10分後

つけ麺屋の店主「お待たせしました。つけ麺、熱盛です」

青木「わー、おいしそう」



この世は少しずつ変わっているかもしれない。
うまくいかないことがあってもしょうがないよね……。
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[ 2022/01/03 22:58 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

ラーメン屋で「すみません、雷鳥ラーメンと吊るし焼きチャーシュー丼をください」と言うことについて 

青木龍一郎「すみません、雷鳥ラーメンと吊るし焼きチャーシュー丼をください」

僕は未だに考え続けていた。
昼に入ったラーメン屋で「雷鳥ラーメンと吊るし焼きチャーシュー丼」と言ってしまったことを。

別に何も間違ったことは言っていない。
「雷鳥ラーメン」「吊るし焼きチャーシュー丼」のどちらもメニューに書いてあったものだ。

しかし僕は、空腹の状態で「雷鳥」「吊るし焼き」という単語を発したことを
家に帰ってから反芻するたびに妙な気恥ずかしさに襲われるのだ。

僕、他人に囲まれた空間で「雷鳥」って言ったなあ。
言っちゃったなあ…。
ラーメン屋で確実に「雷鳥」という単語を発したなあ……。
「醤油ラーメン」「塩ラーメン」「雷鳥ラーメン(煮干し+背脂)」というラインナップで
俺は醤油や塩に目もくれず、「雷鳥ラーメン」をチョイスした。
それを頼まなければ損する気がしたからだ。

雷鳥ラーメンは「雷鳥」という言葉を発さないと出てこないラーメンだ。
それを理解した上で、俺はしっかりと「雷鳥」と言った。
「すみません」と店員を呼び、その直後に「雷鳥」という言葉を発した。
作業している店員に「すみません」と声をかけて気を引き、その店員の顔を見て「雷鳥」と言ったのだ。

しかもそれに続く言葉は「ラーメン」。
「雷鳥」+「ラーメン」=「雷鳥ラーメン」だ。
名前も年齢も知らない初めて会った人間に「雷鳥ラーメン」を要求しているのだ。俺は。

向こうは俺が腹を空かして来ていることを察している。

店主にしてみれば「飯を食える場所」を用意したら、
腹を空かせた俺が来たのだ。
そして「雷鳥ラーメン」が食べたいと申告してきたのだ。
あまりにも可愛くて恥ずかしすぎる。

さらに追い打ちで「吊るし焼きチャーシュー丼」だ。
「吊るし焼きチャーシュー丼をください」だ。
ラーメン屋に入り、その店員に「チャーシューを吊るした状態で焼き、それを米の上に乗せて俺の目の前に運んでこい」と、そういう要求をしているのだ。

チャーシュー丼は「吊るし焼きチャーシュー丼」の1種類のみ。
つまり「吊るし焼き」の部分を端折って「チャーシュー丼」だけでも伝わる。

しかし俺はしっかりと「吊るし焼きチャーシュー丼」と言った。
言わなくてもいい「つ」と「る」と「し」と「や」と「き」の5音を発し、
チャーシューを吊るして焼いてほしい旨を念押しした。
「お前は豚の肉を吊るして焼け。俺はそれを喰う」。
そういう契約だ。

ここの店がチャーシューを吊るして焼くことなんてまったく知らなかったのに、
メニューを見た次の瞬間には「吊るし焼き」という言葉を発していた。
まるで自分のものかのように。

俺は今でもまだ、「すみません、雷鳥ラーメンと吊るし焼きチャーシュー丼をください」と言ったことを考え続けている。

スケバン刑事の大きなポスターが飾られている、とある店での出来事…。
[ 2022/01/03 21:15 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

俺の正義感を舐めないで 

「何!? ドンキの屋上からカートを落とした女子中学生がいるだと!?」

俺は受話器越しに声を荒げた。
電話の相手は野宮憲太郎。

俺が「今すぐ集まれるか?」と聞くと
野宮は「ぉゃぉゃ………ぅぇぃ…」と返答した。

ドンキの屋上からカートを落とすとかヤバすぎるだろ!
下の人にあたったらどうするんだ! 絶対に許さない!








埼玉県にある「大宮ラクーンよしもと劇場」の前で合流した俺たちは、
2010年頃に話題になった動画「引きずられるようにしてバイクを操るパキスタンのライダー」
と同じ体勢で東京から大阪府警住之江署へと向かった。

crazy_bike_ride02.jpg※イメージ


7時間にわたり、アスファルトにズルズルと引きずられ続けた俺たちの皮膚は
溶けたワンタンのようにびゅるびゅるで、胃や腸も体外に放り出されていた。

ヤバい! 死んじゃうよ!

しかし神は俺たちを見放さなかった。
目の前に「臓器戻し」と書かれた看板を出した施設があったのだ。

俺が「おい野宮! ここで飛び出した胃や腸をもとに戻してもらえるぞ!」と声をかけると、
野宮は「オレ、モウゲンカイデス、ハヤクイキマショイキマショ」と言ってきた。
俺はなんかその言い方にすごくカチンときて、野宮を殴ってしまった!

ウィーン

臓器戻し・店主「いらっしゃいませ! 臓器戻しです!」
青木「すみません、胃や腸が飛び出してしまったのですが(とびだせ ぞうもつの森)、ここで戻していただけますでしょうか?」
臓器戻し・店主「あっ、ここはエッチなお店です。普通にソープです」
青木「……(ビックリしすぎて、口を開けたまま固まる)」

俺と野宮は「お金がないので帰ります」と言って店を出た。
乾いた風が頬を撫で、俺は「冬がくる」と思った。



俺たちはその後、地元の小学生に案内してもらい、大阪府警住之江署に到着した。
警察官が「どなたですか?」と聞いてきた。

青木「私は刑事です」
野宮「私も刑事です」

警察官「なんの用ですか?」

青木「ドンキの屋上からカートを落とした女子中学生に会いたい」
野宮「私も刑事です」

警察官「どうぞ中へ」

青木「ありがとう」
野宮「私も刑事です」



警察署の一室に取り調べ中に女子中学生はいた。


女子中学生1「誰ですか?」
青木「人気音楽グループ・HASAMI groupの青木龍一郎だ」
女子中学生2「なんの用?」
青木「君たちを怒りに来た。コラーッ! ドンキの屋上からカート落とすなーっ!」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいだろ、落としても!」
青木「ダメだろ!」
女子中学生1「ダメなの?」
青木「ダメでしょ! えっ、ダメでしょ?」
女子中学生2「いいだろ、落としても!」
青木「ダメだよ!」
女子中学生1「ダメなの?」
青木「ダメだから!」
女子中学生1「いいでしょ!」
女子中学生2「落としてもいいでしょ!」
青木「ダメだって!」
女子中学生1「いいでしょ、落としても」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落とすなーっ!」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいだろ、落としても!」
青木「ダメだから!」
女子中学生2「いいでしょ、落としても」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落とすなーっ!」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいでしょ」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落とすなーっ」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落とすなー」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいでしょ」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落とすな」
女子中学生1「落としてもいいでしょ!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落とす」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいだろ、落としても!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落と」
野宮「私も刑事です」
女子中学生1「わぁ!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート落」
女子中学生1「ダメなの?」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカート」
女子中学生1「いいでしょ!」
女子中学生2「落としてもいいでしょ!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカー」
女子中学生1「いいでしょ、落としても」
青木「コラーッ! ドンキの屋上からカ」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいだろ、落としても!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上から」
女子中学生2「いいでしょ、落としても」
青木「コラーッ! ドンキの屋上か」
女子中学生1「わぁ!」
女子中学生2「いいだろ、落としても!」
青木「コラーッ! ドンキの屋上」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラーッ! ドンキの屋」
女子中学生1「わぁ!」
青木「コラーッ! ドンキの」
女子中学生1「ダメなの?」
青木「コラーッ! ドンキ」
女子中学生1「いいでしょ!」
女子中学生2「落としてもいいでしょ!」
青木「コラーッ! ドン」←怒った「太鼓の達人」のどんちゃん?
女子中学生1「いいでしょ!」
女子中学生2「落としてもいいでしょ!」
青木「コラーッ! ド」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラーッ!」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラーッ」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラー」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラ」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コラ」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「コ」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「」
女子中学生1「いいでしょ!」
青木「
女子中学生1「いいでしょ!」
青木
女子中学生1「いいでしょ!」

女子中学生1「いいでしょ!」












青木は消えた。
完全にいなくなってしまった。

誰もいなくなった青木の部屋は
2018年に電車の座席に「敬老者が乗車します」と書かれた紙を貼ってまわり席取りをして問題となった
「仙台市老人クラブ連合会」の面々の新たな本拠地となってしまった…。
[ 2021/11/28 23:49 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

失ったものは全部取り戻せる 

2005年に僕が詩人を名乗り始めたとき、
地元では「詩人・青木龍一郎応援団」が結成された。
22歳から67歳までの老若男女で結成された青木龍一郎応援団の主な活動は
「青木龍一郎の自転車をガソリンで汚す」
「青木龍一郎の家の前に脚を組んで俯いてるピエロを置いておく」
「青木龍一郎の好きな子をイケメンにナンパさせる」
「青木龍一郎が『リンカーン』を観ようとしたときだけ電波を妨害する」
などだった。

それから6年後の2011年、青木龍一郎は詩人を名乗るのをやめた。
自分の書いている文章が詩ではなく「面白テキスト」だと気付いたから…。

本物の詩人が僕に語りかける。

本物の詩人「あっ、関東チェーンソーチェーンソーズくんだ! 関東チェーンソーチェーンソーズくんおはよう!」

青木「本物の詩人さん、お久しぶりです。『目利きの銀次 阿佐ヶ谷南口駅前店』で飲んで以来ですね」

本物の詩人「正式な店舗名を言ってしまうあたり、やはり“非・詩人”だね」

青木「本物の詩人さんならなんて言うんですか?」

本物の詩人「『心の中にあった綺麗な石を落としてしまって以来ですね』と言うよ」

青木「…えっ……あ、あぁ! なるほど!(わかったフリ)」


本物の詩人は背負っていたリュックから白い皿、ナイフ、フォークを取り出して道端のコンクリートの上に置いた。そしてあぐらをかくと「この皿の上に糞を落としてくれ」と言ってきた。

僕はすぐさまパンツを脱ぎ、皿の上で踏ん張った。
すると肛門が弾ける音と共に、微量の血が皿の上に飛び散った。





本物の詩人は「これ夢?」と聞いてきたので、
僕は「現実の可能性が高いです」と返した。

それから10秒間の沈黙が流れたあと、本物の詩人は四つん這いになり、
皿についた血をねろねろと舐めだした。
すべての血を舐め尽くすと、よだれでピカピカになった皿を
親指でこすり「キュッキュッ」という音を出した。
そして、その皿に顔を近付け、僕に満足気な笑顔を見せた。

笑顔を向けられたまま20秒が経過した。
本物の詩人がなんらかのリアクションを待っていることに気付いた僕は
苦し紛れに「すごいっす! マネしていいですか!?」と言ったが、
その瞬間、後ろを爆音の街宣車が通り過ぎたためかき消されてしまった。

本物の詩人が「えっ、なんて?」と聞き返してきたので、
僕はもう一度「マネしていいですか?」と尋ねが「あ、ダメ」と言われてしまった。
断られると思ってなかった僕はさらに動揺したが、何かを言わなければならない一心で
「いつも助かっています!」という言葉を捻りだした。
本物の詩人は「え?」みたいな顔をしたまま、雑踏へと消えていってしまった。


すると突然、着物をまとった2足歩行の猫たちが
「とおりゃんせ…とおりゃんせ…」
と言いながら目の前を横切った。
さらに遠くを見ると、キツネのお面を被ったバンドマンたちがスタンバイしている。



「ヤバいヤバい! この世界観キツいって!」
僕は叫んで走り出した。


法律で比喩が禁止されてから、
僕たちは直接な言葉でしか会話ができなくなって、
争いが増えた。
僕の好きだった子が昨晩、
震えた声で夜空を「リサイクルショップみたい」と表現した。
詐欺師が「言葉のグッドデザイン賞、受賞です」と言いながら近付いてきたので、
僕はそいつを殴り倒し、彼女の手を引いて走った。
丘の上に登ると、僕たちの住む街が燃えていた。

この街の消防車はすべてダミーだった。
サイレンではなくホワイトノイズを鳴らし、同じ区画をグルグルと回っている。

この光景は僕が見ている夢か、君が見ている夢のどちらかだ。
夢の中はやっぱり何かが欠けていて、
心が失われている分、君の目を簡単に見ることができる。
どもることもない。

僕が君に花束を渡そうとすると、
その時間だけが省略されていて、
次の瞬間には君が既に花束を持っている。

僕はなんと言って花束を渡したのかはわからない。
君が花束を落とした瞬間に
火だるまの街がスイッチを押したように真っ暗になる。

僕が「このことを詩に書くよ」と言うと、
君は「2つに分けて書いて」と。
[ 2021/08/11 00:52 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)

FC2ブログランキング日記部門258位「関東チェーンソーチェーンソーズ」です…どうぞよろしく… 

「文化祭のメインステージで12:00から青木龍一郎と野宮憲太郎がSEXを始める」
という噂が流れたのは、高校の文化祭の3日前だった。

確かに文化祭のチラシにはこう書いてあった。

10:00~10:30 バンド演奏①(2年7組)
10:30~11:00 ヒップホップダンス(2年2組)
11:00~12:00 クラス対抗クイズ王決定戦
12:00~12:04 エロい奴しか言っちゃダメな“あの行為”
12:04~13:00 バンド演奏②(1年10組)
13:00~13:30 作文コンクール優秀作品発表会
13:30~25:30 ヒップホップダンス②(2年2組)

実際は野宮が1人でオナニーを披露することになっていたのだが、
なぜか噂では俺も参加して2人でSEXをすることにされていたのだ。
廊下を歩いていると、話したこともない隣のクラスの奴が
「俺はあなたの決断、支持します!」と言ってきた。

はぁ~あ(大きなため息)
僕、本当に野宮とSEXしなくちゃダメですか?



帰りのホームルームでは担任が
「まだ7月ですが先に卒業アルバムを配っちゃいます。ちょっと早いけど卒業おめでとう」
と卒アルを配ってきた。
手元に回ってきた卒アルの表紙にプリントされていたのは…



















































c8aa978c.jpg




詳しいことは僕もよくわからないんだけど、
すごくダメな気がする…。
こんなこと、絶対にあってはならない気がする…。






僕の友達の野宮は中学生のときにAVを観て失神した。
暗い部屋の隅で腐ったカップラーメンを、ド迫力の立ちバックが照らし続けた。
やがてチンコの先から溶けたアイスが溢れ出し、鷺マリコという名の女優の顔にかかった。
鷺マリコはベトベトの顔を拭かないまま、「リング」の貞子のように画面から抜け出し、
失神した野宮にそっと毛布をかけた。
そして野宮のデコを軽くマッサージしながら
「青春は終わったというけど果たして本当かな?
 私は18.526歳の春に自殺をしたのにAVに出ていて
 歯を磨いたのにずっと臭くて
 汁男優の包囲網を脱出して200年先の未来に行くの。
 私にかけられた精子を顕微鏡で見ると
 精子も驚いたようなこちらを見ていて、
 目が合ったまま、時が止まって、そこで初めて私が跡形もなく消えるの」
とボソボソ語り、野宮の母が「憲太郎! お父さんが…!」と言いながら部屋に入ってきて
その瞬間、野宮の部屋がビッグバンのように爆発し
世界が赤子の鳴き声と眩しい光で満たされるのである。



俺と野宮は29歳になった今もまだ、ヨチヨチ歩きで毎朝小学校に登校している。
アスファルトで膝がずる剥けになった俺たちは
家から学校までの道を面白くて悲しい血で染め続ける。
そう。変わり種のヘンゼルとグレーテルだ。

そんな俺らを校長は校長室の窓から見下ろし、エアガンで撃って遊ぶ。
校長が何か言っている。
遠くて何を言っているのかわからないが
必死に口をパクパクしている。

青木「校長なんて?」
野宮「わからないずら」
青木「なんかずっと『湾岸』って言ってない?」
野宮「『湾岸、湾岸』って言いながら俺たちを撃ってるずらか?」
青木「あぁ。意味はまったくわからないが。口をよく見てみろ」
野宮「本当ずら! 『湾g っあああああっ!!!」

野宮を右目を弾丸が貫いた。

青木「あれ、エアガンじゃない! 実弾だ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ビビン!!!
「ちょっと待てぇい!!」

千鳥がボタンを押した。
しかしVTRは止まらない。
微かに「ちょっと待てぇい!!」の音声が流れただけで映像は続く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

野宮はぬるぬるの血を流しながら地面に倒れ込んだ。
校長は大急ぎで正門から飛び出して俺たちのもとへかけてきた。
そして「BANG!! BANG!!」と言いながら野宮をさらに撃ち続けた。



うちの母親を「マイ・スウィート・ベイビー・ママ」と呼ぶようにしたら、
母親の頭からどんどん髪が抜けていき、
短期間で一気にハゲてしまった。
僕が「大丈夫?」と聞いたら
「人間はストレスで髪が抜けるようになってんの。仕方ないの」
と言われた。
俺は母の愛に胸を打たれ、「お母さん」と呼ぶように改心したら、
2日で髪の毛が元に戻っていた。

そこで再び「マイ・スウィート・ベイビー・ママ」と呼び始めたら、
半日でまたハゲてしまった。
僕が「大丈夫?」と聞いたら
「人スト髪抜け(にんすとかみぬけ)。仕方ないの」
と略語で言われた。
俺は母の愛に胸を打たれ、「スパイラルギャラクシー」と呼ぶように改心したら、
2日で髪の毛が元に戻った上に、仙人のように長い眉毛が生えていた。







<あるないクイズ!>
次の「ある」グループにはあって、「ない」グループにないのは何!?

【ある】
石原さとみ
ダウンタウン
オダギリジョー
櫻井翔
平井堅

【ない】
林真須美
おねだり豊
釈迦(ホスト)
青木龍一郎
黒瀬深


A.ポケモンバトルに絶対に勝つという強い気持ち。





道を歩いているとスーツ姿の男が近付いてきて
「大切なご家族のために1つだけでも持っておきませんか? 1個3万円です」
と言ってきた。
何かわからなかったが俺は「2つくださる?」と即答し、6万円を払った。
渡されたのはドラマ版「今日から俺は!」のDVDだった…(しかも何故か1本)。
パッケージを開けると「死にたくなったらこれを見れし!」と書かれた紙が入っていた。
クソッ…バカにしやがって…。

帰りに野宮の家に寄ると
ちょうど首を吊っているところだったので
急いでDVDを再生した。
野宮は縄をひきちぎり
画面に映る橋本環奈にキスをしながら
「かんなちゃん…やっぱり俺…SEALDSに入る…」
と言ってお漏らしをしていた。
その後、俺と野宮は軽いSMを楽しみ、
家に戻ったあとは3時間ほどLINEでシリアスなやり取りをした。



【お前が言うな選手権・優勝作品】
古田新太「六角精児のあの感じ、結構キツい」





俺は今、2つの塗り薬を併用している。
1つは頬に。
もう1つは“秘密のあの場所”に…。
[ 2021/06/20 01:43 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)