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僕と遊ぼう。
待ち合わせは宇都宮駅の前にある変な全裸の銅像の前だ。
僕は、全身包帯グルグル巻きにして
車イスでやってくるからきっとすぐに分かるよ。

車イスを押してくれるのは
田川の河川敷でホームレスとして好評活躍中の新井さんだよ。
ピエロの格好をしているよ。
だからといって回りに風船をほしがる子供達がいるわけではないよ。

ピエロに群がる子供達は
うんこに群がるショウジョウバエのようさ。
それは酷すぎるね。





ピエロといってもメイクは
顔に小麦粉を塗しただけだから本当に怖いんだ。
顔からずっと小麦粉がボロボロこぼれて
それが僕の頭の上にかかるから
白髪のようになってしまったよ。

待ち合わせ場所に着くと僕は
ずっと下を向いて一言も発さないまま
右手を空に掲げて、中指を突き立てる。

そして一言つぶやく。




「戦争は終わった。でも、平和が始まらない。」




そして機関銃を持ったつもりになって
それを乱射するフリをする。
「バババババババ!バババババ!!」


その横で、いかにも死んだ方がよさそうな汚いピエロは
無表情で何かブツブツつぶやいている。





僕は、そこが駅前であることを忘れて
ひたすら機関銃を撃ち続けた。
「ババババババ!バババババ!!」

唾を飛ばしながら目を爛々と輝かせ
ただひたすらに現代社会、乱射。

現代社会、乱射。






現代社会、乱射。

現代社会、乱射。
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01.29 (Thu) 19:22 [ 日記 ] TOP▲
鳥のゲロがかかった。
糞じゃなくてゲロ。
その直後、600円の入った財布拾った。
そのまま貰ってやろうと思ったら
中に、変なスポーツ狩りの中学生くらいの男の写真が入ってたから
気持ち悪くて、元のところにそっと置いた。






















01.29 (Thu) 18:53 [ 日記 ] TOP▲
僕が通っていた保育園では一日の最後に
みんなで輪になって、さよならの歌を歌っていた。

でもある日、一日だけ
その歌を歌わなかった日があった。






「みなさん、きょうはさよならのおうたはおやすみです。
 おとうさんおかあさんがむかえにきたらかえっていいですよ」

「はーい」




その日はいつもどおりの火曜日で
何も無い平凡な一日だった。
さよならの歌を歌わなかったこと以外は
何も変わったことが無い
本当に普通の一日だった。




その次の日の朝
クラスのうちの2人が死んだと園児たちに告げられた。
いつも縄跳びで遊んでいたマサキ君。
うさぎの人形がお気に入りだったミクちゃん。

いくら子供だとしても情報量が少なすぎて
脳みそがどう動いていいのか分からなかった。

何故だか分からないが
とても気分が悪く
読み聞かせの紙芝居も
頭に入らなかった。

世界が気色悪くてたまらなかった。
僕は何も知らなくて
何も知れなくて
低すぎる目線はあまりにも何も見えなかった。

何故2人は死んだのかも分からない。
何故さよならの歌を歌えなかったのかも分からない。


その日一日、僕は保育園児なりに真剣に生きることの意味を考えた。
そしてトイレでひたすら泣いていた。




あれから、もう13年がたつのだ。











僕ら、もしかしたら
心の底からさよならを言えることなんて
1回も無いのかもしれない。



さよならを言えなかったあの日の夜に
マサキちゃんもミクちゃんも簡単に死んでしまった。
01.03 (Sat) 22:11 [ 日記 ] CM475. TOP▲
僕らは全裸に学校指定のブレザーを羽織り
左胸に控えめにつけられた
校章を静かに引きちぎる。

この制服にははっきり言って何も無くて
僕らは
学校指定のネクタイも
学校指定の白ソックスも
学校指定のリボンも
学校指定のセーターも
学校指定のスカートも
すべて無くしてしまった。




数学の授業中、いきなり僕の制服がビリビリと音を立てて破れて
しまいにはバラバラに爆発してしまった。


教室がシンとした。
男子も女子も(当然、僕が大好きなあの子も)全員が
驚いた顔で僕を見つめた。



クラスの真ん中で一人、全裸になってしまった僕は
5秒の沈黙・硬直の末、「ひゃあ。」と声を挙げてその場で立ち上がった。
そして机の上に立ち、真っ赤な顔をして照れ隠しのフラメンコを踊った。

BGMを自分で口ずさみながら
無表情で
全裸で
一心不乱にステップを踏んだが
机から足を踏み外して落ちてしまった。


そして教室の床に頭を打ちつけ
打ち所が悪かったせいか、痙攣が止まらなくなってしまった。
白目を剥き
よだれを垂らし
生まれたての姿を晒した状態で
「ニィィィィィィィィィィィィッ!!」と奇声を上げながら
床の上をブルブルガタガタとのた打ち回った。
教室は悲鳴に塗れた。

僕は必死で
「ちょっと変なところ打っちゃっただけだから!みんな安心して!!すぐ治まる!」って言いたかったのだが
如何せん、口がうまく回らなくて


「チョロロロロロロ!!ペーナチョロロ、ウンタッタダデダダダ!
 ミィィィィナ、アララララララララララララララララララララピー!!
 スゥー…オバマLOVE!!!!」


と言ってしまった。
全身が工事現場のドリルのように振動しており、歯もガチガチガチガチ音をたてている。

僕がきちがいのような呪文を大声で唱えてしまった為
教室の悲鳴ボリュームはさらに増加した。
痙攣も止まらない。
ガクガクとひたすら、のたうちまわるばかりだ。
僕は、何か冗談でも言ってみんなを安心させようと思って
「なんか、携帯のバイブみたいでしょ(苦笑)」って言おうとしたが
それでも、口が回らなくて、ただひたすら


「あぁっ…!!あぁっ!!んはぁっ!!あぁぁぁぁああああぁぁああああぁぁああ!!」


と喘いでしまった。
教室は大パニックで失神してる女子も微かに見えた。
これはこの教室から抜け出すしかないと思い、教室の出口に向かった。
体を不気味に震わせながら、床を這いずる僕は
まさに携帯のバイブで
よく、携帯のバイブを鳴らすとその振動で机の上とかをダルルルルルッと小さく移動するじゃないですか。
あれが人間で起こってると想像してもらえばいいと思います。
みんなが怖がるのも充分に分かる。

もう忘れてると思いますけど、まだ全裸ですし。
今となっては、机の上でフラメンコを踊っていた自分をぶち殺したいです。
既に目や鼻や耳やちんちんからいろいろな液体が漏れ出しているし
一体、脳みそのどこを打ち付ければこんなバグってしまうのだろうと
微かな疑問すら湧いてきた。

体が思うように動かない、全てが意識に反乱している。
僕は力ずくで体に言うことを利かせるため、言いたいことを叫んだ。



「おりょおおおおおお!!くるるるるるまれえええええええ!!」


僕は「畜生、糞ったれ」と叫びたいのに叫べない。
根性で叫んだ。


「ぐじょおおおおおおおおお!!くるうううまれええええええ!!」


まだダメだ。
僕は体の全身系を口に集中させて叫んだ。


「ぢぐょおおおおおおおおお!!ぐじょおおおおたれえええええええ!!」



あともうちょっと!!



「ぢぐじょおおおおおおおおお!!くしょったれがああああああああ!!」


言えた!ほぼ言えた!!
猛烈な勢いで脳みそに逆らってくる口の神経を制した僕は
ゆっくりと立ち上がろうとしたが、体がブルブル震えて思うように立ち上がれない!!
まさに出産直後の子馬だ!!




ついには、体中の血管細胞が破裂し、僕は全身から血をピューピューと噴水のように噴出し始めた。
しかし根性で、ブルルルルルルルルルと振動しながらも僕はついに立ち上った!!
足が高速で内股・ガニ股・内股・ガニ股・内股・ガニ股・内股・ガニ股…ってなっちゃう!!
僕は叫んだ。
「服着せてええええええええええええ!!
 誰かああああ!!服着せてええええええええええん!!!!!!!!!!!!!」




僕はなんだかこの振動が快感になってきておしっこを出した!!
体が震えてるために、まるで暴走するホースから噴出す水道水のように
僕の尿が教室に飛び散る!!!!!!!
快感だ!!
快感だ!!







ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
 あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!























ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

































そのとき、世界が終わった。
引きちぎられた校章を拾えないままに。
01.02 (Fri) 15:03 [ 日記 ] CM375. TOP▲