その式典は、とある結婚式場の大ホールを貸しきって行われていた。
麻生久美子「みなさま、こんにちは。私、特別ゲスト兼司会の麻生久美子と申します。宜しくお願いいたします。本日は吉田くん生誕53周年記念式典にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。それでは、早速、式の方に移りたいと思います。関東チェーンソーチェーンソーズ入場!!」
入場曲である、ゆらゆら帝国の「やさしい動物」が会場に爆音で響きだした。
おどってく〜れ〜
うたってく〜れ〜
おどってく〜れ〜
うたってく〜れ〜
吉田くんを除いた関東チェーンソーチェーンソーズのメンバー4人が順に入場を開始した。先陣をきったのはモモサキだった。会場からは「かわいいー!」と黄色い声援が飛んだので、モモサキは観客に向かって高らかと中指を突き立ててみせた。続いてパンダくん。会場からは、またも「かわいいー!」と声援がかかった。パンダくんは大声で「黙れ!この糞野郎!」と会場を一喝した。次に川元由香が入場した。ニャンニャンポーズをしたと同時に会場は同じく「かわいいー!」とヒートアップした。川元由香は笑顔を振りまいた。いよいよ、青木龍一郎の入場となったが、ここで会場から割れんばかりの「死ね死ねコール」が巻き起こった。そして、青木龍一郎は黒人に引きづられながら傷だらけで、満を持して入場した。会場は大爆笑に包まれ、4人の入場は終了した。
麻生久美子「続きましてですね、本日はスペシャルゲストライヴということでソウルシンガーのTania Mariaさんにお越しいただきました。後ろをご覧下さい」
観客が一斉に後ろを向くとそこには、特設ステージが用意されており、ステージ上でTania Mariaとそのバンドが演奏を開始した。
↓パソコンでごらんの方は、この先は是非Tania Mariaの演奏をBGMにしてお読みください。
ソウルフルなサウンドにのせて吉田くんが登場した。車イスにのって入場というイカした演出つきだ。車イスは暴走しだし、観客たちのテーブルにガツンガツンぶつかりまくった。次々と観客たちをなぎ倒し、ようやく吉田くんは所定の位置に着席した。
麻生久美子「それではまず、関東チェーンソーチェーンソーズのメンバーからの祝辞です。」
青木龍一郎「吉田くん、おめでとう。僕は最近ジャズになんかハマちゃったりしてるんだよね。マジで、ジャズってソウルがたっぷ…オイ!やめろ!!オイ!離せよ!なんだよ!!」
青木龍一郎は警備員に抱えられ会場の外に運び出された。その直後、会場の外から青木龍一郎の悲鳴が聞こえた。
川元由香「誕生日だということ、今日知ったと〜。でも別にどうでもいいったい。」
パンダくん「誰だ。てめーは。」
モモサキ「吉田さんはホームレスということで、将来、僕はこうんな風な人間にだけはなりたくないなあ、なんて思いながら接してたんですけど、やっぱりあなたみたいにはなりたくないです」
予想GUY「予想内デス」
祝辞が終わり、メンバーから花束が渡された。菊の花だった。悪趣味。
麻生久美子「それでは、吉田さん様からの応答です。お願いします。」
吉田くんはマイクを取り出し、何故か異様な高音で喋り始めた。
吉田くん「結果的に言えば、俺はホームレスであることに誇りを持っている。ホームレスになったことでこの世界は美しいんだなということが分かったからだ。もちろん、俺の住む世界は美しさとはあまりにかけ離れている。しかし、しかしだ。この世界の隅々まで美しくできるのは、若い世代だと思っている。だから、俺はホームレスとして生き続ける」
そういい終わり、吉田くんは会場の方を見ると、そこには既に誰も居なかった。
吉田くんは「え〜」って言った。
私が愛する麻生久美子を登場させてくださってありがとうございます。
流石わかってらっしゃる(笑)
だね♪♪
青木氏に次世代の日本文学を担って頂きます
吉田くん誕生日おめでとうーー
題名を見る限り吉田くんは57歳なんですかね
すんません53ですね
コメントの投稿