四つん這いで町内パトロールをしてたら
この冬の中をパンツ一枚で叫びながら走る若者がいた。
「俺は神だー!俺は神だー!」
そう叫びながら彼は人ごみを掻き分け、走っていた。
僕はその男を追いかけ、追いついたら並走した。
「俺が神だー!」
僕は叫んだ。
2人の男が「俺は神だ」と叫びながら街を走り回っている。
その美しい光景に老婆達は熱い涙を流しながら手を合わせた。
しばらく2人並んで走っていると僕の横に更にもう一人並走してくる男が現れた。
男は「俺も神だー!俺も神だー!」と叫んでいる。
三人の神様が爆走しながらわめいている。
しかし待ってくれ。
この三人目の男、どう見てもホームレスだ。
その男は汚くて臭くて死んだ方が良くて、ずっと叫んでいる。
僕と若者は途中から笑けてきてしまって、2人でニヤニヤしながら走っているのに
そのホームレスだけは真面目な顔で一人真剣に
「俺は神だああああああ!」
と叫んでいる。
彼は一人だけ浮いている。
ぼくたちのクスクスをかき消すが如くの叫び声を一人、あげている。
まるで、校内マラソン大会で「だるいからみんなでダラダラ走っていようね」っていう空気の中、一人だけ本気で独走している空気の読めない奴のやうだ。
「俺は神だああああああああああ!!」
すごい形相で走り叫びまくる。
その声と形相は僕ら三人の中でひときわ傑出しており、その瞬間、僕ら三人はその男ひとりになったかのように思われるほどである。
超人だ。
ニーチェのいわゆる超人だ。
魔中の大王だ。
化け物の棟梁だ。
夏目漱石の傑作小説「我輩は猫である」より抜粋
町内のほのぼの運動会の綱引きで、一人だけそこを戦場と勘違いしているが如くただ一人、取り乱す。
このホームレスは誰だ?
吉 田 だ 。
僕 の 友 達 吉 田 く ん だ 。
その後、僕の走っている横のビルに飛行機が突っ込んで現場は一時騒然となった。
[ 2008/02/04 22:08 ]
日記 |
トラックバック(-) |
CM(8)
ハナタラシ
オチw
吉w田wくwんw
マラソン大会のくだりは前にも書いてた
っていうか、この「走り狂い」ってのは前の「昼狂い」ってののシリーズ作品
こんな馬鹿みたいな文体で書く奴が、そんなに昔の記事の内容とこの記事がリンクしてる事に気付くはずがない。
どう見ても青木本人です本当にありがとうございました
↑
?
俺、青木じゃねーよw
コメントの投稿