僕が僕じゃなくなった原因となる5つの話 

【大学行きのバスで僕は本日538回目のセクハラで538回目の退学を命じられる。】
大学行きのバスに女が乗っている。
僕の目の前に女が立っている。
僕がこの女を好きだとジャッジするのに
必要な時間はたった一瞬だ。


君の手をそっと握りしめれば
はい、グッドフィーリング。
僕の全てに温度が通る。

君の首元にキスをすれば
はい、グッドフィーリング。
僕の全てに電気が付く。


でも運命はソー・バッド。

君は驚き、怯えた表情で叫び始める。
僕は悲しそうな顔をして両耳を塞ぐ。
僕は屈強な男たちにバスから引きずり降ろされ
僕はアスファルトの上でボコボコにされる。



【you tube】
you tubeは大変すばらしい動画投稿サービスだが一つだけ欠陥がある。
自分の動画に高評価を付けれないことだ。
僕は自分の動画に高評価をつける用のアカウントを1万持っている。
だから僕のアップした動画は常に1万の高評価がつけられている。


【海に行こうよ】
あの子 毎日 汚れだらけ
綺麗な洋服を買ったはずなのに

君が「海が見たい」と口走った瞬間
君は海を見るためだけの存在になってしまう

海を見てしまえば
すぐに消えてしまう
悲しい存在に成り果てる


【道路に響く笑い声よ】
笑って走るトラック
毎晩 街道を進む



【たった少しだけ昔の話】
2009年 僕は君と釣りに行った。
この話は君の髪型が確かつるっぱげだった頃だよ。

一番 魚が連れやすいスポットは背の高いフランス人の団体に占領されていたので
僕らはそこから少し離れた草原に腰を下ろした。
釣り糸を垂らす。




1時間経ってもまったく釣れない。
君は眠そうな顔をしている。
持ってきた飴玉ばかりが減っていく。
飴の舐めすぎで口の天井がヒリヒリしている。

ふとフランス人の方を見ると
彼らの持ってきた水槽にたくさんの色とりどりの魚が入っている。
彼らの
「タイリョウデース、タイリョウデース」
というご機嫌な声と笑いが聞こえてくる。
僕は怒った。



僕は15メートル離れたフランス人たちに向かって叫んだ。

「ヘイ、ユー!!」

フランス人たちはこっちを見た。
僕は着ていた服を脱ぎだした。
彼らがどよめいた。

「ヘイ、ユー!!マイネームイズ、リュウイチロウ・アオキ フロム ワンダーランド!」
そして全裸になり股間を指差して叫んだ


フランス人たちがドッと爆笑した。
僕を指差して高笑いをする。
僕は続けた。

「アイムフィッシング!…フィッシング!ヒア!…バット、フィッシュが居ない!ヒア!!」

フランス人たちは腹を抱えて地面をころげまわった。
眼鏡をかけた中年の親父が笑いすぎてゲロを吐いた。

「シャラップ!アイム・アングリー!!ベリーベリーアングリー!」


そのときだった。
君も服を脱ぎだしたのは。
僕はそれをとがめて
「ちょっと待って!君は脱がなくていい!」
と言った。


そのとき風が吹いた。



「風邪をひいてしまうから」



僕はそう言い終わると、君を川に投げ、釣り糸で釣って、魚拓にして、部屋に飾った。
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[ 2011/11/28 19:34 ] 日記 | トラックバック(-) | コメント(-)